きりまんじゃーろでうありむ。

2018年1月〜2020年1月、青年海外協力隊でタンザニアへ。キリマンジャロ山の麓街であるモシ市で、小学校の先生として派遣されます。

本格始動

本格的に授業を開始してから2週間。

 当時は5年生の算数と英語のTTだけの予定が、3、4、6年の体育も追加され、7年の国家試験対策の解説作成(先生用)にも取り組んでいます。

 

リキゾ(休暇)明けに突然

CP「レオタ!今から授業だよ!」

僕「5年だよね?英語は次じゃね?」

CP「違うよ!算数!おまえが教えるんだよ」

僕「まじ?え?まあいいわ。やるは!でも今日は準備してないから手伝ってや!!」

CP「ハイナシダ(no problem)」

 

と、始まった僕の活動。

 

少しづつではありますが、授業にも慣れてきました。というより児童が僕のリズム、授業スタイルに慣れ始めてくれています。

 

 

こっちの子は空気よまないな〜。

先生に怒られている子どもの隣で、

他の児童が同じことを平気でしています。

順番も守りませんし、我こそは!!という感じです。

 

そこで、空気を読めるようになるために、

「おれは怒らないし、チャパはしない。だけど、聞く準備ができるまで、おれは何も教えない。自分らでうるさいことをやめるまで、おれは教えない。」

と、伝えています。

それまで、ひたすらに黙って見ています。

 

 

また体育では、

日本のようなきれいな10列を作ることに慣れていません。先頭の10人を指定しても、気付いたら先頭が15人。嘘ついてどんどん前に出てきます。

我こそは、ですからね。

最初から列について教えても、難しい。

 

だから、

「おれは選ばない。10人を自分らで選びなさい。次の10人が君たちを待ってるという事を忘れないで。」と伝えています。

『譲り合い』が必要ということを自分で感じてほしいと思ったからです。

 

そして、いずれ勝手に自ら10人を選び、

その後ろにまた10人、また10人。

と、列を作るシステムを

児童自身で完成させることが最終的な目標です。

 

この2つのことを伝えてから、

子ども同士で注意する機会が増え、順番を守る子や次でいいや!と譲る子が増えました。

嬉しい限りですね。

 

 

でも、

「このルールってだれのため?」

これ俺が授業をやりやすくするために、

操作してるだけなんじゃないかな??

 

空気が読めないって、人の顔色伺わないってことだし、順番守らないのは意欲が溢れ出てるってことなのかもしれないし。

 

これらを矯正して抑制することは、

はたしていいことなのかどうなのか。

 

僕は小学生を相手にしています。

僕ら教育者の影響は大きいです。

ましてや外国人ともなるとなおさら大きいです。

 

小学生の時2年間、ALTを除く外国人に教わったことがありますか?(日本で許されてるのかな?)

周りにそんな経験をした人がいますか??

僕らがやっていることは、それくらい稀なことです。

 

 

彼らの未来を狭める要因になっていないか。

彼らの世界を広げる役目になれているか。

 

 

目先に活動ばかりに目をとらわれてはいけませんね。

反省です。

 

 


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